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エアコンの設置の前に
一般的なルーム エアコンの設置 をする場合、現在ついているエアコンと能力が同じクラスの入替の場合は、そのまま古いエアコンの取外し工事を行い、新しい エアコンの設置 を行いますが、同じ能力でもコンセントの形状が違う場合などは簡単な追加工事を行う必要があります。
その他、新たにルームエアコンを取付ける場合は、標準工事以外に追加工事が必要になる事があります。
工事料金も追加料金が必要になりますので
新規取り付けや、入れ替えする前に確認して見ましょう。
室内機 エアコン設置 で追加工事が発生する場合
設置壁の材質も確認
日本間など和風の部屋によくある壁面が砂壁や土壁の場合。
通常のボルト留めだと脱落の危険がありますので、たて桟(エアコンの背板部分に補強の板を2本)を使用し設置する工事が必要です。
◉たて桟工事
工事料金目安=2,000円位〜
最近の高級エアコンは大型化、または前面に突出している室内機が多い為、重さのバランスも考えなければいけません。
壁によってはその他の補強が必要な場合があります。
壁の材質も確認し機種選びをして、場合によっては見積もりを取りましょう。
ブレーカーの確認
ブレーカーのアンペア数の確認
新たにエアコンを増設したり、容量の大きなエアコンに付け替える場合には、使用する電気容量が変わってきますので、ブレーカーを確認しましょう。
家庭用ブレーカーは単相三線式と単相二線式の2つがあります。
単相三線式
単相200Vのブレーカー40A
最大容量60アンペアまであり契約アンペア毎に基本料金が変わってきます。
単相三線式は100ボルト、200ボルトの電気製品に使用出来ます。
アンペアは違っていても、ほとんどの家ではこちらの単相三線式ブレーカーが付いています。
単相二線式
単相2線式ブレーカー30A
最大容量30アンペアまであり契約アンペア毎に基本料金が変わります。
100ボルトの電気製品のみに使用出来ます。
最近は少なくなっていますが、昔からの家ではこちらのブレーカーが付いている場合があります。
最近のご家庭では電気製品が多く使われたり、オール電化住宅など現在使用している容量では電気が足りなくなる場合が多くなっています。
単相三線式の場合は最大容量60アンペアまで変更できますが、単相二線式の場合は最大容量30アンペアまでしか対応できません。
現在、単相二線式が付いていて容量がもっと必要だという場合は、単相三線式への改修工事という方法をとります。
◉改修工事は、電線から家にきている引き込み線の引き直し工事です。電気工事店に依頼して工事を行う必要があります。
工事料金目安=10万円前後〜
専用コンセント
エアコンのための専用コンセント
6畳用など容量のそれほど大きくないエアコンは通常15アンペアのコンセントで使用できます。最近は専用コンセントが無い場合新たに専用コンセントを作らないと、事故等の観点からエアコンの設置をしてくれない場合があります。
容量が大きくなっていくと20アンペアのコンセントが必要になってきます。初めから専用コンセントを設置してある家の場合は20アンペア対応となっています。
◉専用コンセントがない場合
新たにブレーカーから専用コンセントを引く工事が必要となります。
工事料金は工事内容によっても変わりますが、壁伝いに配線する工事と、天井内配線の2通りがあり、家やマンション等の作りにより変わってきます。
工事料金目安
10m=12000円〜
15m=15000円〜
コンセント交換工事
◉専用回路がある場合でも形状が違う場合は、コンセント交換が必要です。
工事時料金目安=2,000円位〜
配管穴開け工事
壁の材質がモルタルの場合
配管穴開け工事は標準工事料金に含まれている場合が殆どですので、追加料金はかかりません。(業者によって有料のところもあります。)
◉注意点として
信用ある業者が行う場合は問題ありませんが、筋交いがある部分を抜いてしまう不慣れな業者もいましたので、十分注意して作業を見ておきましょう。
◉モルタル壁で2箇所穴あけが必要な場合は、通常、2箇所目が追加工事となります。
工事料金目安=2000円〜
◉コンクリート壁の場合は追加工事となります。ただし共同住宅の場合は管理会社等の確認が必要です。
工事料金目安=10000円〜
穴あけができない場合
共同住宅で穴開けの許可が下りない場合や、その他なんらかの理由で穴開けが出来ない場合は窓から配管を出す方法があります。
◯配管用窓枠パネルを使用(適合小窓高さ12.5〜14.9cm)
工事料金目安(材料費込)=6000円位〜
配管カバーを取付けたい場合
エアコンから伸びている配管パイプは、通常銅管に断熱ウレタンを巻き最後に塩ビテープで仕上げ、ネジで壁に固定します。これが標準工事です。
配管カバーのメリット
・配管カバーを取り付ける事で経年劣化を抑える事が出来ます。断熱材が劣化して配管がむき出しになると冷暖房効率が落ちる要因になりますので、それを防止する役目にもなります。
・外気温の変化による冷暖房効果を保つ。
・仕上がりがきれい。
などがメリットです。
◉配管カバー取り付け工事
工事料金目安=初めの2mまでは基本料金5000円位〜
1m延長ごとに=2,000円位〜(曲がり等がある場合も料金が発生します)
*室内カバーは、外部の配管カバーより1.5倍位は高額になります
外機の置き場所で追加工事が発生する場合
標準設置は配管4m以内の地上やベランダへの室外機設置が基本ですが、設置位置が屋根や壁面、天吊りなど特殊な場合については追加工事となります。
◉屋根置き設置の場合
工事料金目安(屋根置き部材代込)=12000円位〜(各量販店により異なります)
確認事項
・屋根上で作業が出来るか確認
・瓦等の材質により屋根置き出来るかの確認
◉マンションなどの天吊
工事料金目安(天つり部材込)=12000円位〜
確認事項
・既存の部材が使用できる場合でも、腐食等がある場合は交換をおすすめします。
・新規に取付する場合は、アンカーボルトがついていることが条件です。
(付いていない場合や共同住宅の場合は管理会社確後、見積もり依頼をする)
◉壁面取り付け工事
工事料金目安(壁面部材込)=12000円位〜
確認事項
・室外機は30kg〜40kgの重量があり振動しますので、耐えられる壁面強度があるか確認する。
・設置するためのスペースおよび吹き出しスペースが確保できるか確認する。
もちろん借りている場合は管理者に確認
配管延長工事が発生する場合
標準工事における配管長は4mです。
例えば2階に室内機を設置して1階地上に室外機を設置する場合などは6mくらいの配管長が必要になってきまので2mの延長分が追加となります。
◉配管径(管の太さ)によってメーターあたりの追加料金が変わります。
追加工事料金(2分3分)=2000円/m位〜
・工事業者は下記にある延長用の配管を常時携帯して必要なときに備えています。
2分3分
追加工事料金(2分4分)=2200円/m位〜
・工事業者は下記にある延長用の配管を常時携帯して必要なときに備えています。
2分4分
エアコンガスチャージ
メーター規定の配管長を超えた場合
配管延長時に注意することとして、規定の長さ以上の延長を行う場合はガスを補充しないと冷暖房能力が落ちてしまいます。
エアコンの能力により長さは変わりますが、カタログに配管の最大延長が明記されていますので確認してみて下さい。
カタログ表記例
・長尺配管20m(チャージレス15m)=最長20mまで配管は延長できますが、15mを超えたらチャージが必要です。
・長尺配管30m(チャージレス15m)=最長30mまで延長できますが、15mを超えたらチャージが必要です。
ガスチャージ料金=5000円/500g位〜