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ジョン・レノン 最新ベスト
ジョン・レノン 最新ベスト は、2020年10月9日に生誕80周年を記念して『ギミ・サム・トゥルース』として発売されました。ポール・ヒックスによるニューリミックスは、今までとは一味違う新たなバージョンと呼べるベスト盤です。
CD+ブルーレイ
日本盤のみ:SHM-CD仕様
ステレオオーディオミックス (24 bit/96kHz)
5.1 サラウンドサウンドミックス (24 bit/96 kHxz)
ドルビーアトモスミックスのHDオーディオ
124ページ豪華ブックレット付
バンパー・ステッカー
ポスター
ポストカード付
英文ライナー翻訳付・歌詞対訳付
日本盤のみ:SHM-CD仕様+ブルーレイオーディオ
バンパー・ステッカー
ポストカード
ポスター付き
CDの感想
今回のベスト盤はオリジナルマスターからリミックスを手掛けたリマスターサウンドと言う事で、以前のアルバムとの違いなど聴き比べてみました。
1曲目のインスタントカーマを聴いただけでも、今までのサウンドとは大きく違っている事がわかります。
ボーカル面では、中低域の厚みや膨よかさを感じられる反面高音域のシャープさに物足りなさを感じます。特にスタンド・バイ・ミーなどに代表されるようにダブルトラックはまとまりを感じますが、キレに物足りない印象が残ります。
ギターサウンドは中低域が前面に出た事により高音域が抑えられ、アコースティックギター、エレキギター共に高音域に代表されるシャープさに物足りなさを感じてしまいます。
今回のリマスターで個人的におすすめなのは、エンジェル・ベイビーです。今までゴチャゴチャした印象が強かったのですが、分離が良くなりサウンドに厚みと迫力が出て、まとまりを感じる仕上がりになっています。ワン・トゥ・ワン・コンサートからのカム・トゥゲザーもリズム面で薄っぺらい印象だったのですが、リミックスにより中低音域が前面に出た事で、迫力が増し曲の魅力が上がりました。
また、アルバム「ミルク・アンド・ハニー」として発売された未完成の曲は、ニューリミックスによりボーカルと中低域の迫力が増し完成度が高まった印象を受けます。是非聴いて欲しいリマスターです。
2010年から始まったリミックス・リマスターシリーズと今回のリミックスリマスターと比べてみると、楽器の分離や定位の違い、ボーカルの厚みなど、全体的に中低音域の迫力を生かしたAOR的なサウンドなっている様にも聴こえます。
ただし、据え置きのオーディオで試聴するのと、低音域があまり出ないイヤフォンでは、かなりサウンドに違いを感じます。
124ページ豪華ブックレット付
曲ごとの英文解説と関連写真
文ライナー翻訳付・歌詞対訳付
日本語ライナーには、今までの解説には書かれていない収録曲のレコーディング背景、ジョンとヨーコにより曲に対する心情などが深く掘り下げられいます。