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LIVE AT MONTREUX 1986 エリック・クラプトン&フレンズ
LIVE AT MONTREUX 1986 エリック・クラプトン&フレンズ は、フィル・コリンズをプロデューサーに迎えて作成したアルバム「オーガスト」のメンバーと共に行ったライブ映像です。前年のビハインド・ザ・サン・ライブ・ツアーとはメンバーがガラッと変わったことで、バンドサウンドもまた違った魅力のライブコンサートとなっています。
内容
画角:4:3
音声:リニアPCM/5.1サラウンド
時間:114分
日本盤は日本語解説付き
LIVE AT MONTREUX 1986 バンドメンバー
1985年のアルバム 『ビハインド・ザ・サン』はフィル・コリンズをプロデューサーに迎えポップよりの素晴らしいアルバムでした。(ブルースファンとしては物足りない印象もあったかもしれませんが、)アルバム『オーガスト』も引き続きフィル・コリンズのプロデューとなっています。
1986年6月の行われたモントルーのライブでは、前回のツアーメンバーとはガラッと変わりました。
Eric Clapton:Vocal guitar
Phil Collins:Vocal drums
Nathan East:Vocal bass
Greg Phillinganes:Vocal keyboards
今回は、セカンドギター、コーラスメンバーなしの4人編成でのライブです。
もちろん使用ギターはストラト
モントルーライブ演奏曲
モントルーライブはシンプルなバンド編成になっていますので、聴いていて曲や演奏の良さが実感できるライブです。
手数の多いフィル・コリンズのドラミングも見もののひとつです。
特にクラプトンのギターの音色が以前に比べかなり太くなりました。ギターだけじゃなくエフェクターラック等も替えた新しいギターサウンドです。
1. Crossroads
クラプトンが登場しクロスロードのリフからスタートです。
メンバーが1人ずつステージに現れ楽器を重ねながらサウンドを構成していく粋なオープニングです。
今回のスローバージョンのクロスロードがまた良いです。
2. The White Room
クロスロードからホワイト・ルームへのスムーズな流れが気持ちいいです。
3. I Shot the Sheriff
4. I Wanna Make Love to You
このライブで演奏された新曲のうちの一曲ですが、クラプントにしては珍しい曲調に感じます。
5. Miss You
6. Same Old Blues
4人で演奏するスローテンポのセイム・オールド・ブルースはよりシンプルに表現されています。
多少のコーラスの不安定さやクラプトンのソロなど、その他イマイチの部分は見えますが、キーボード グレッグ・フィルゲインズのジャズ的なアプローチやネイザンイーストのスキャットなど、生の演奏の面白さを味わえます。
7. Tearing Us Apart
アルバム オーガストではティナ・ターナーとのデュエット曲になっていますが、今回はクラプトンのソロボーカルです。
8. Holy Mother
1986年3月に亡くなったザ・バンドのメンバー リチャード・マニュエルに捧げた曲です。特にクラプトンのソロは悲しみや寂しさを表しているかのようなチョーキングが心に響きます。
9. Behind the Mask
1979年発売のYMOのアルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』に収められている坂本龍一作曲
ライブではグレッグ・フィリゲインズがボーカルを取っています。(グレッグ・フィリゲインズ自身のアルバム 「パルス」に収録)
*マイケル・ジャクソンもアルバムに収録予定でしたが、諸事情により収録されなくなり、当時マイケル・ジャクソンのアルバムに参加していたグレッグ・フィルゲインズが、自分のアルバムに収録したことがきっかけとなりクラプトンに進めたとか・・・
10 . Badge
11 . Let it Rain
いつものようにバッジからのメドレー
12 . In the Air Tonight
フィル・コリンズはドラマーとしてジェネシスに途中加入し、ピーター・ガブリエル脱退後はジェネシスのボーカルとしても活躍しています。
演奏の「in the air tonight」はソロとしてヒットした曲です。ドラムを叩きながらの熱い演奏はクラプトンのライブを食ってしまうほどの迫力があります。
観客の歓声が素晴らしい!
13 . Cocaine
フィル・コリンズの熱い演奏の後に、コカインを演奏すると会場の雰囲気がクラプトン色に一気に変わります。クラプトンの凄さを感じます。
14 . Layla
ギター1本で弾くレイラも新鮮味があっていいです。
アンコール
15 . Sunshine of Your Love
16 . Further on Up the Road
アンコールの2曲ともクラプトンのギターソロが決まっています!
シンプルで生のライブ感が味わえるモントルーライブは、クラプトンはじめメンバーの人間味を感じられるライブでした。