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エアコンの基本機能 購入のため最低限の知識
エアコンも毎年々新機種が出ますね〜そんなに 機能 は進化しているんですか?という声をよく聞きます。本当のところそれ程変わっていません。機能 に関しては大きく進化するのは数年に一回くらいですが、少なからず多少の付加価値や進化はしています。まずは エアコンの基本機能 を把握してみましょう。
1、エアコンの室内機の大きさ
特に省エネ機種は室内機全体が巨大化しています。
前面に突出している室内機は熱交換器を大きくするだけではなく、気流を遠くに飛ばしたり足元暖房のために真下に気流を抑えつける大きなルーバーを持っているのが特徴です。
最近の住宅でよくあるのは窓が大きくしてあるため天井梁が狭かったり、窓が大きくて窓上寸法が狭い場合が見られます。
室内機の通常の高さは30cmくらいがほとんどですが、寸法的に入らないケースが見られます。
エアコン室内機のほとんどの機種は空気の吸い込み口が上部(天井方面)ですので、天井からエアコン上面まで最低でもプラス5cmは余裕を持って取付したいものです。スペースを取れない場合は、設置場所を変えるか、機種を変える必要があります。種類は少ないですが、高さ24cmくらいのサイズの室内機もありますので設置場所は事前に検討した上で機種を決めていきましょう。
もしスペースがないのに無理やり取り付けしてしまった場合は冷暖房効率は落ちますし、電気代は高くなります。また故障しやすくなります。
2、エアコンの気流
ビックルーバーがウリ!
各メーカーとも遠くに気流を運ぶロング気流12mクラスを搭載、冬は足元へ夏は天井へ気流を送る大風量がセールスポイントの一つです。
人の温度の感じ方を感知して風あて風よけ気流コントロール
床温度感知して気流コントロール
サーキュレーション気流
3、センサー機能
人がいるところ、冷房に当たりたくない等のピンポイント気流
人の温度、ゆかの温度等を感知した気流・温度コントロール
ムームアイ=三菱
くらしカメラAI=日立
ひとものセンサーなど
4、空気清浄機能
イオンの放出により除菌・消臭機能・花粉の分解。ナノイー・クラスターイオン・ピュアミストなど
エアコン内部に取り込み分解やフィルターによる清浄機能
プラズマ空気清浄
5、冷房
エアコンと言えば冷房ですが、ただ冷やすだけではなくセンサーやAIなどの機能と連動して快適な冷房機能搭載しています。
12mのロング気流冷房
人よけ冷房
人あて冷房
部分冷房
シャワー冷房などの快適な冷房をコントロールしていきます。
6、暖房
省エネエアコンは吹き出し温度が60℃になる機種もあります。
ビックルーバーにより足下まで温風を届ける
省エネクラスは、各社足元暖房高効率
センサーにより床温度感知して足元へ
寒冷地仕様の室外機仕様、コンプレッサーの高効率や室外機にヒーターを取り付けるなどの工夫
7、加湿
唯一加湿が出来るエアコンが「うるるとさらら」で有名なダイキンエアコンです。室外機に水分を取り込むゼオライトが付いていて、室内に取り込めるようになっています。他メーカーは、イオン発生時に育成されるナノイーなどがありますが、発生量的には微量ですので加湿と言えるものではありません。
ナノイーによる保湿
ビタミンカセットうるおい
8、除湿
夏のジメジメした室内を温度を極力下げず、快適に過ごす為には除湿運転は欠かせません。まだそれほど暑くない時期は、重宝される機能です。
洗濯物を乾燥させるためのランドリーモードも付いている機種もあります。
一時期高級機を中心に再熱除湿が多かったですが、最近は再熱除湿だけでなくハイブリット除湿と言われ、弱冷房除湿に戻っているメーカーも多くなっています。
ちなみにカラット除湿の日立、三菱霧ヶ峰のZシリーズは再熱除湿です。
9、お掃除 機能
エアコン吸い込み口のエアフィルターを手動でお掃除中の写真です。
上の写真のように手動で行なっていたエアーフィルターを、自動で掃除してくれる 機能 です。
パナソニックから始まったお掃除ロボットは、各社に広がり今や全メーカー付いています。ただしグレードにより付いてないクラスもあります。
換気穴から排出されるタイプ=パナソニック
カートリッジに回収されるタイプ=日立・ダイキン・三菱など
10、内部クリーン
フィルターにゴミが付着すると省エネ効率が落ちるように、内部が汚れることで熱効率低下やニオイ・カビの原因になります。
冷房・除湿で熱交換器付着した水分により熱交換器を洗い流しドレン水として外に排出する方式で清潔に保っています。パナソニック・ダイキンがこの方法です。最近では富士通がCMでアピールしています。
内部にステンレスを使用することで除菌・清潔に特化した日立。
フィルターだけではなく、ルーバーまで取外しを行い内部のファンまで掃除できるようにして三菱
エアコンの内部が汚れたまま使用すると、室内に菌やニオイを循環させてしまい人体に悪影響を及ぼさないとも限りません。各メーカーとも除菌・清潔には力を入れて内部を清潔に保っています。
どうしても汚れが取れない場合は業者に洗浄してもらうのが理想ですが業者選びも気をつけましょう!
11、スマートフォン遠隔操作
スマートフォンは今や万能のワンハンドアイテムとなりつつあります。出先から自宅の機械を操作したりDVDを見たりと非常に便利です。
エアコンも遠隔操作や、現在の使用度の確認ができます。ただしネット環境があり、専用のルーターなどの機械の別途購入が必要です。スマートフォンには専用のアプリをダウンロードします。