ビハインド・ザ・サン・ライブ・ツアー
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ビハインド・ザ・サン・ライブ・ツアー 85
1985年 ビハインド・ザ・サン・ライブ・ツアー はアメリカ・コネチカット州ハートフォード・シビックセンターのライブ映像です。
同年に発表したアルバム ビハインド・サンをひっさげて行なったエリック・クラプトンの分岐点とも言えるライブツアーではないかと思います。
この後のクラプトンはアクティブにライブ活動やチャリティ活動など、様々なイベントにも出演する目覚ましい活躍をしていきます。
この年を最後にクラプトンが長年使用してきたストラトキャスター『ブラッキー』の見納めにもなります。また、この後ギターサウンドもかなり太くなり音質も変わってきます。
それも踏まえ70年代〜80年代に移り変わり90年に向かうクラプトンの価値のあるライブ映像です。
画角比:4:3
音声:PCMステレオ
時間:79分
以前発売されていたLDのジャケット(未DVD化、現在廃盤)
エリック・クラプトンシグネチャーモデル
ツアーメンバー
ツアーメンバーはアルバム『 ビハインド・ザ・サン』に参加したメンバーがほとんどで、セカンドギターとしてティム・リンウイックが加わっています。
Eric Clapton :G
Donald “Duck” Dunn :B
Jamie Oldaker :Dr
Tim Renwick:G
Chris Stainton:Key
Marcy Levy :Cho
Shaun Murphy :Cho
気心の知れたメンバーのクリス・ステイトン、ジェイミー・オールデイカー、ドナルド・ダック・ダン、そしてこのツアーに参加しているギターのティム・レンウイックと共に作り出すサウンドは心地よいロックサウンドを聴かせてくれます。
特にドラマーのジェイミー・オールデイカーの叩くサウンドが良いんですよね〜
最近のクラプトン・バンドのドラムといえばスティーヴ・ガットを思い浮かべる方が多いと思います。スティーヴ・ガットはジャズ〜フージョンまでこなす超一流ドラマーですが、クラプトン・バンドの気持ち良いロックサウンドと言うとジェイミー・オールデイカーの叩くドラムを聴きたくなります。
ビハインド・ザ・サン・ライブ・ツアー 演奏曲
ライブ映像は照明もシンプルイズベスト、映像も見たいところに手が届くように編集されていてカメラアングルもGOODです。
1.TULSA TIME
ブルーメタリックのストラトキャスターでオープニング
2.MOTHERLESS CHILDREN
3.I SHOT THE SHERIFF
レゲエをやろうといことでギターを「ブラッキー」に持ち替えスタート!
4.SAME OLD BULES
スローテンポのブルージーな曲、クラプトンの激しいソロが展開されます。
5.BLUES POWER
6.TANGLED IN LOVE
7.SHE’S WAITING
8.WONDERFUL TONIGHT
一緒にパーティーに出かける予定でパティを待っている時に出来た曲として有名なラブソングです。ギターソロはライブによってフレージングが変わりますが、このライブ時の間奏とエンディングのソロはベストテイクに入ります。
9.LAY DOWN SALLY
10.BADGE
11.LET IN RAIN
12.COCAINE
セカンドギターのティム・レンウイックのタイトなギターソロも良いです。
13.FOREVER MAN
エンディングはティム・レンウイックのギターソロ
14.LAYLA
クラプトンがレイラを演奏するギターソロの中でも、ここでのフレーズは上位に来るほどの出来でないかと思います。
ブラッキーを弾いているのも絵になります。
クリス・ステイトンのピアノの入り方も長年連れ添っている盟友だけあり相性の良さを感じます。
LDやVHS発売以降現在は廃盤になっているので、完全版としては見ることが出来ないかもしれませんが、ユーチューブなどで一部を見ることが出来ると思います。クラプトンの貴重なライブだと思いますので機会があったら是非みてください。
映像ではありませんが、85年のライブCDが2枚組で発売されていますので聴いみてください。音質はそれ程よくはありませんがロックしています。(LIVE85のライブ映像とは異なるステージの音声です。)