食品衛生責任者 は、飲食店必須の資格
食品衛生責任者 は、飲食店には必ず必要な資格 を知っていますか?
飲食店では料理を作って提供しますが、調理師の免許がなくても食品衛生責任者の資格を所持していれば料理を提供できます。
営業者は、許可施設ごとに自ら食品衛生に関する責任者となるか、当該施設において従事者のうちから食品衛生責任者1名を定めておかなければばらないとされています。
1店舗に必ず最低1名の食品衛生責任者が必要ということです。
申し込み
・都内保健所にて往復葉書をもらい必要事項、希望の講習日時・会場は第三希望まで記入して郵送する。
講習は1ヶ月に10数回実施していますが、受講人数が多いので第三希望までの記入が必要です。
・往復葉書で日付及び会場決定の返信が送られて来ます。
講習料
・費用として、現金で10,000円を受講当日に会場にて支払う。
講習
午前9時45分から午後4時30分までの6時間の講習が必要となります(昼休み 12時45分から午後1時30分の45分間)
・衛生法規 2時間
・公衆衛生学 1時間
・食品衛生学 3時間(テスト含む)
この条件をクリアすると資格取得となります。
講習参加
参加人数は200名近くが受講します。
こちらのテキストに沿って講習開始です。
衛生法規
衛生法規とは、食品を取り扱うにあたって国で決められた基準から勉強していきます。
例えば、
・不衛生な食品又は、添加物の販売等の禁止(同法6条)
①腐敗したり、変敗したり又は未熟であるもの。ただし、一般の人の健康を損なうおそれがなく、飲食に適すると認められているものは除かれます。
・営業許可の取得についての、施設の許可基準等
・食品衛生責任者の役割
などを講習していきます。
公衆衛生
私たちは一人で生活しているのではなく、家庭や職場、学校などの社会の中で生活しています。
一人の無関心が周辺に非衛生な環境を作り、菌などを待ち散らすことで、社会全体が非衛生な環境になりかねません。
公衆衛生では、環境においての重要な衛生面から勉強していきます。
例えば、
感染症についての分類、1類(エボラ出血〜)、2類(急性灰白髄炎 鳥インフルエンザ〜)、3類(コレラ 腸管出血性大腸菌感染症〜)4類(鳥インフルエンザ ボツリヌス菌〜)、5類(インフルエンザ クリプトスポリジウム症〜)、新型インフルエンザ等感染症、指定感染症、新感染症などについて講習。
食品衛生
食品が病原微生物に感染、有害又は有害な物質が含まれていたりしたら大変なことです。
これらの発生を防止し食品衛生に務めて行くことの重要性を学びます。
例えば、
微生物の分類として、
ウイルス(ノロウイルス インフルエンザウイルス〜)
リッチケア(発疹チフス つつが虫菌〜)
細菌(細菌性赤痢菌 チフス菌〜)
真菌(カビや酵母の菌〜)
スピロヘータ(細菌と原虫の間にあるらせん形の微生物 梅毒〜)
原虫(アメーバ赤痢 トキソプラズマ〜)
微生物は、空気中に浮遊していたり水中に存在していたり自然界のいたるところに存在しています。
どのように扱っていけばいいのか、加熱していけば死滅するのか?冷蔵すれば大丈夫なのか?など、とても重要な講習です。
鶏肉には60〜70%のカンピロバクターが付着していると言われています。
予防として!
鶏肉は(カンピロバクターは60℃で1分以上)十分に加熱する。もちろん周辺の調理器具は洗浄と消毒をしっかり行う事。
*カンピロバクターによる食中毒は、ノロウイルスの発生件数のトップ、稀にギランバレー症候群を起こすこともあると言われているので、料理や使用後の後片付けもしっかり行っていかないと大変なことになります。
と言うように、食品に対しての取り組み方をしっかり勉強できます。
資格を取るだけでなく、衛生面など安全に食品を摂取する方法も学べて、とてもよかったと感じています。
資格書の発行
最後に確認テストが実施され問題なければその場で資格書が配られます。
こちらの写真が 食品衛生責任者 の資格書です。