麦茶ってこんなにおいしい!大切なのは おいしい水 です。
今まで おいしい水 をのみたいなど考えた事もなかったですが、
いつの頃からか おいしい水を求めて買うのが普通になっています。 普段は水道水の水を飲む機会は滅多にないですが、飲食店などは水道水の水を利用している事が多いのです。
飲食店では水道水をそのまま出す店も多くカルキ臭がしたり、レモンを入れて多少でもニオイを消したりします。もちろん気を使って浄水しているお店もあります。
ご家庭で、炊飯など料理をする場合に水道水を使っていますか?
ほとんどの方は、何らかの浄水器を使ったり、ミネラルウォーターをお使いかもしれません。
味の濃いものばかり食べていると調味料の味が主で、水の味や食材の味に対してあまり気にならなくなったりしますが、食材そのものを味わったりした時に、本来の味に気付かれるかもしれません。
飲料水としても、食材の持っている本来の味を引き出すにも、水は重要なものだと思います。
*水の重要さに気付いた時
ある日、田舎に帰った時に麦茶を飲みました。
麦茶は好きでよく自宅でも作っていましたが、飲んだ時に、麦の味・甘さ・ビールのようなほんのりした豊潤さにびっくりしました。どうやって作っているか聞いたところ、『特別高価な麦を使って作っているわけではなく普通に販売されている麦を炒って作っている』とのことでしたので、教えてもらい家で作って見ました。
同じ味はどうしても出せませんでした。麦の香りや甘みが感じられないんです。
井戸水を使っていました。
井戸水も掘りが浅すぎたりするとすぐに枯れたり、水の浄化作用にに影響をされるそうですが、深く掘り下げる事で浄化がしっかり出来、美味しい水が育成されると言うことです。
また別日に、田舎の親類の家に行った時のことですが、今度は緑茶を飲みました。これがまたおいしい!
やはり、特別な茶葉を使っているわけではなくごく一般的なお茶でした。
同じように、井戸を掘ったようでした。周りに田んぼが多いので、農家が農薬を使っていたら水に影響を与えるということで井戸を深く掘り下げ、活性炭を多く使っている浄水器をつけたようでした。
特に、お茶や麦茶などシンプルなものほど水本来持っているものが出てきます。
水道水と井戸水ではミネラルの含有率や消毒などの点でも大きく違ってきますが、少しでもおいしい水として、飲料や料理に使用していくための浄水器を探して行きましょう!
1、水道水とは
日本は川や湖の水を浄水して、飲料水として利用しています。
浄水場では川の水から砂や小石を取り除き長い時間をかけて濾過していきます。さらに薬品を入れ水をきれいな状態にします。
最近は、次の工程としてオゾンや活性炭で水をきれいにします。最後に塩素で消毒をおこない飲料水てして水道管を通して各ご家庭に送られます。
水道管を通って送られてくる水に含まれている物質とはどんなものがあるのでしょう!
●代表的な含有物質
塩素・炭酸ガス・酸素ガス・窒素ガス・微粒子・有機物・クリプトスプリジウム・硝酸性窒素・鉛など
その中でも有害で発がん性物質であるトリハロメタンが浄水場での塩素消毒などによって育成されてしまいます。
水道水を沸騰させると、塩素を除去することができます。
トリハロメタンは、長く沸騰させることで除去できますので、できることなら10~15分程度沸騰させた方がいいという事。
水道水に含まれる主なミネラルとしては、カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウムがあります。水道水でもこのミネラルがバランスよく配合され、塩素濃度が低い場合美味しい水となります。
また、含まれるカルシウムとマグネシウムの量で水の硬度が変わってきます。飲みやすい水の硬度は10~100mg/Lといわれていまして、日本の水道水の硬度は平均50mg/Lだそうです。
酸性〜アルカリ性を示すpH値をご存知ですか?
酸性からアルカリ性の間に0~14の目盛りをつけています。
pH7を中性とし、それ未満を酸性、それより大きければアルカリ性としています。
pH7よりも値が小さくなるほど酸性の性質が強く、値が大きくなるほどアルカリ性の性質が強いことになります。
酸性が強くなれば酸っぱさを強く感じられるようになっていきます。
アルカリ性が強くなると苦味を強く感じるようになります。
*pH=0は塩酸
*pH=14は水酸化ナトリウム
*水道水のpHは5.8~8.6以下
通常ペットボトルで販売されている軟水は、pH=7前後で硬度も30前後のものが多くなっています。(アルカリイオン水は別)
●白神山地の天然水
ご存知の方は多いと思いますが、JRの自動販売機で販売されています。
夏の暑い日にボトルのデザインで購入してみると、いつも飲んでいるミネラルウォーターに比べとても飲みやすく求めていた おいしい水 です。気にいって継続購入しています。
硬度14 mg/L の超軟水
pH=7.2
2、家庭用浄水器の仕組み
家庭用浄水器で主に使用されているフィルターとは
活性炭フィルター
多孔性のためニオイの吸着面積が広く1gで200〜300㎡と言われている。
塩素などのカルキ臭、カビ臭、トリハロメタンなどを吸着除去する役目。(有機物はそれほど得意ではありませんが少量)
中空糸膜フィルター
家庭用の浄水器は欠かせないフィルターで、ストロー状のポリエチレン素材で出来ています。
壁面には無数の微細な穴があり、穴を液体が通過することでろ過します。
濾過能力は、0.1マイクロメートル(1万分の1)以上の物質を通しません。
不織布フィルター
繊維を織らずに絡み合わせたシート状のもの。
不織布はポーラス(多孔質)構造であることが特長で、通気性・ろ過性・保温性などの基本特性があります
マスクや空気清浄フィルターなど様々な用途で使用されています。
セラミック
天然の鉱物や粘土を混ぜ合わせて焼いたもの、多孔性で微粒子の濾過に優れ、有害物質を効果的に集塵する事が可能です。
逆浸透膜
中空糸膜より細かい穴があいている膜で出来ているフィルターです。
不純物を含んだ水に圧力をかけ、純水をつくるというものです。
有機物,無機物,雑菌などを除去する能力がある。