冷蔵庫の選び方 冷蔵庫の購入 の前に確認しておきたいこと!

冷蔵庫の購入

冷蔵庫は使用頻度が高く1年中電気を入れておく電気製品ですので、電気代・使いやすさ・機能・大きさをしっかり考えてベストな 冷蔵庫の購入 をしたいものです。

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どれ位の大きさの 冷蔵庫の購入 をするか?

家族の場合

何人で使用するかにもよりますが、1人あたりの冷蔵庫の使用容量は50〜70リットルと言われています。

通常常備しておく食材などが100リットルくらいですから1人で170リットルくらいの容量が必要となります。

2人暮らしでは70リットル×2人=140リットル+常備品100リットル=240リットル必要ということになります。

1人暮らしの場合

1人暮らしだと外食が多いと言う事もあり常備しておく食材なども少ないので、実際に売れているサイズは120リットルクラスが中心です。

もう一つ大切なことは食材の保管の仕方です。

冷蔵庫内を目一杯詰めて使用されると冷気の通り道ができないため冷蔵効率が下がり、暑い夏場などは食材の保管状態が悪くなります。それも踏まえて大きさ選びをしていきましょう。

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搬入経路やスペースを確認する。

重要ポイント、設置スペースを確認しましょう!

◉設置場所の横幅、奥行き、高さを確認。

通常の冷蔵庫の場合(一部を除き)、ボディ横上部から放熱して内部温度を一定に保ちます。冬は気温が低いのでそれほど問題ありませんが、夏はエアコンが稼働していないとキッチン周辺の温度も上昇しますので、放熱出来るスペースが無いと冷却効率が悪くなってしまいます。

設置スペースに余裕があり放熱出来るスペースを確保出来るのがベストですが、余裕のスペースが取れない場合があります。その場合でも、最低でも両サイド5mm、上面50mmは空けることが出来るように設置してください。(黄色の部分が空けるスペースです)

◉搬入経路を確認しましょう!

1階の場合でも搬入経路の確認は必要です。

(1)1階で入らなかった例として、玄関の扉が冷蔵庫より狭い。

(2)1階の玄関は入ったが、キッチン入り口ドアにぶつかってしまい入らない。

どうしても入れたかったので扉を外して搬入した事がありましたが、外しても搬入できない場合もありますので寸法の確認はしっかりしましょう。

2階の搬入では入らないこともよくあります。

2階以上で外階段の場合は冷蔵庫より幅が広く、高さにも余裕がある階段が多いので、問題なく搬入できるケースが多いです。

ただし業者が手で上げますので、冷蔵庫の横幅プラス2人分の余裕がないと難しいです。もちろん高さも必要です。

下の写真は横幅も高さも問題ない外階段です。

横幅が冷蔵庫の幅プラス2人以上が入れる幅である事、高さも冷蔵庫より高くできている事を確認しましょう。

折り返し部分の確認

高さがない場合、斜めにして搬入しますので、それを補うため階段幅に余裕がある事。

階段の途中が折り返しになっている場合は、折り返し部分に余裕があるか確認する。通常は折り返し部分が狭くなっている事が多くので、折り返しのスペースも計測して確認しておく。

追加料金の発生

2階搬入で手上げの場合は搬入追加料金が発生します。

◉内階段

下記写真のように内階段が横幅約110cm高さ200cmの間口です。

この搬入経路ですと400リットルクラスは上げるのは難しいです。

まず写真の場合、入り口すぐに方向転換して入れる必要がありますが、高さがないため斜めにして入れようかと思いました。しかし斜めすると冷蔵庫ボディが回転できません。

結果、350リットルクラスの大きな冷蔵庫は搬入不可なので、2ドアの140〜170リットルクラスで対応するしかありませんでした。

内階段

下の写真の様に高さに余裕があると、上下で手上げによる搬入ができます。

広い内階段

クレーンによる搬入

どうしても大きな冷蔵庫を入れたくて、2階の窓からクレーン車で搬入する事もありますが、クレーン車が入って行けない狭い道路状況や家が密集していて搬入できないなどのケースも多く見られます。

クレーンを使用する場合などは搬入代金として数万円かかってきます。

旧型の冷蔵庫を処分する時も経路確認は重要です。

設置場所があっても搬入経路で引っかかってしまっては元も子もありません。搬入場所、搬入経路をしっかり確認しましょう!

冷蔵庫にも寿命がありますので、買い替え時の搬出等も考えて購入することも大切です。

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キッチンの設置場所での使い勝手も考え扉の開閉もチェック

冷蔵庫の扉について

右開きタイプ

向かって左側に取っ手が付いている機種です。右側に扉が開きます。

右利きの方におすすめです。キッチンに向かって右側に冷蔵庫を配置するケースが多いです。

左開きタイプ

向かって右側に取っ手が付いている機種です。左側に扉が開きます。

左利きの方におすすめです。キッチンの左側に配置する時に便利です。

フレンンチドア(観音開き)

2枚の扉が中心からそれぞれが両サイドに開きます。

開いた時の扉のスペースが少なくて済むので置き場所に困らないタイプです。

両開き(シャープが発売)

1枚の扉が左右どちらからでも開閉出来ますので、設置場所が変わっても安心のタイプです。

キッチンの作りや使い勝手を考え選んでいきましょう。

主に保存する食材を確認する。

実際どんな食材をどれくらい保管していくのか?

野菜中心か

野菜室が大きく、長持ちするための工夫がされている冷蔵機能付きがおすすめ。

人気の真ん中野菜室

冷凍中心か

冷凍庫が大きく冷凍保存の上手な機種があります。特に冷凍焼け防ぐ機能を持った機種を選びましょう!

肉類中心か

食材を購入してすぐに料理に使用する場合は、冷蔵室より低い温度で保存できる(チルドや氷温室など)機能をを持っている機種がおすすめです。

肉を冷凍する場合に、ドリップ現象が起こりにくい冷凍機能を持った機種がおすすめです。

※ドリップ現象とは、解凍時に肉の旨味成分を一緒に流失させてしまう事で、大切な美味しさを半減させてしまします。

魚中心か

肉と同じように冷凍させ解凍してもドリップが起こりにく冷凍機能や、冷蔵室より低い温度で保存できる(チルドや氷温室など)機能をを持っている機種がおすすめです。

機能を見ながら機種を決める

次にご希望の冷蔵庫の大きさ、保存食品など明確になってきましたら実際にカタログや販売店、インターネットなどでどんな冷蔵庫がベストか調べて見ましょう!

先ずは例として400リットル以上のクラスが、各メーカー共に力を入れている機種ですので、そのクラスの省エネ機種を基本に見て見ましょう。

1)電気代の安い機種を探す

◉断熱材の進化で電気代の節約(真空断熱材など)

今までの断熱材はシクロペンタン(白い発泡スチロールのようなもの)を使用していましたが、真空断熱材を随所に使うことで高効率になり電気代を節約!

さらに真空断熱材は庫内の壁が薄くできるので、旧断熱材シクロペンタン使用機種より庫内が広くできます。

◉高効率コンプレッサー

◉インバーター制御の高効率

PMW,PAMなどでモーター等の細かな制御をおこない電気代を節約します。

◉センサー電気代節約

外気温度、室内温度、ドアの開閉をセンサーにより構内温度を管理して電気代の節約をします。

2)冷蔵室の進化

冷蔵室は一番出し入れの激しい所ですので、各メーカーの目に見える工夫がされている部分です。

◉鍋など丸ごと大きなものが収納できる工夫。

◉ドアポケットは高さなどの可変がで出来ることで、ボトル・調味料などかさばるものを見やすく収納できる工夫。

◉LEDライトで見やすく省エネ

◉ガラス棚で清潔

各メーカーとも収納棚の可変が出来るよう考えられています。

3)野菜室の進化

◉野菜の保存には、湿度が欠かせません。

乾燥から防いで長持ちさせるためにラップを巻いて保存してると思いますが、省エネ冷蔵庫は野菜室に湿度を送り込みラップなしで長持ち保存が出来るようになっています。

◉「エチレンガス」ってご存知ですか!

そうです野菜にとって成長するために必要なものです。野菜はエチレンにより成長成熟していきますが、収穫後の冷蔵庫で保存中もエチレンガスを放出しながら成長しています。

成熟が続くとは、熟しながら痛んで老化していくということです。

メーカーは野菜の鮮度を維持するため、エチレンガスを触媒で分解、イオンで分解、などを使い抑制しています。

*エチレンガスを放出する果物で有名なのが、りんごです。他の野菜とは一緒にしないようしてください。

メリットとして追熟が必要な食品と一緒に置くと熟成を促進を高める事が出来ます。

冷蔵庫の購入

バナナも放出が多い方です。茎の方から放出が多いのでラップなどで茎部を巻いておくと熟成を抑える事が出来ます。

冷蔵庫の選び方 冷蔵庫の購入 の前に確認しておきたいこと!

◉野菜の冬眠とは!

野菜は保存中も成長しています。

低温で温度変化が少ないと野菜の成長が休眠状態に近くなるそうです。その保存方法を利用し野菜室を温度変化の少ない低温で保存します。

通常だと、ほうれん草などは直ぐに萎びた状態になります。

冷蔵庫の購入

4)冷凍室の進化

●急速冷凍により肉のうまみを逃さず一気に冷凍

・ドリップ現象とは

冷蔵庫の購入

解凍した肉から水分が流れ出ているのを見かけると思いますが、その流れでた水分の中に肉の旨み成分が一緒に流れ出てしまっています。これがドリップです。

これは、冷凍する時の温度にあります。肉の中には細かな水分粒子が散りばめられて存在しています。この水分がゆっくり凍っていくと周りの水分と合体して大きくなり、細胞を破壊します。そして、この固まった水分が解凍時に肉の中にとどまっていられなくなり旨味成分と一緒に流れ出てしまいます。

すばやく冷凍することで、水分が合体するのを防ぎ氷結晶を小さくして解凍時のドリップの流出を抑えています。

ご飯を冷凍するときも一緒で、ラップに包んだ状態でゆっくり冷凍するとコメの中の水分が外に出てしまします。そのまま冷凍をした米を解凍すると米同士がくっついた状態(デンプン質が粘着状態)になってしまします。すばやく冷凍することで炊きたての美味しい状態に近づく保存できるようになります。

◉チルド保存

水分が多い食材を凍らせない+1℃で保存することで鮮度をキープ

日立は、チルドルーム内を真空状態(0.8気圧)にして食品の酸化を抑える機能、真空チルドを搭載しています。

◉氷温保存

チルドや冷蔵室より低温の約-3~0℃で保存することで鮮度を失わずすぐに料理に使えます。
-3度で微凍結させチルドよりもっと長持ち

◉-7度の冷凍

三菱で有名な切れちゃう冷凍で使われる温度です。

東芝は一気冷凍後、冷凍した食品を-7まで急速に解凍して旨味を逃さず料理に使える機能を付けています。

家庭用の冷凍の場合-18℃が冷凍庫の温度ですので解凍する手間がかかりますが、-7℃だとそのまま切って使用することが可能です。ドリップ現象も抑えられますので美味しく利用できます。

・「冷凍焼け」ってご存知ですか?

冷蔵庫の購入

そうです冷蔵庫も冷凍するためコンプレッサーで冷却板を冷やして、そこから各庫内へ冷気を送り込んでいますが、その冷却機に霜がついて冷却できなくなります。そのため、ある程度の時間で冷却機についた霜を溶かさなければいけません。

冷却機についた霜を取るためコンプレッサーを止め、温度をあげて霜取り運転をします。もちろん庫内の温度が上がり冷凍品は表面が解けてくる場合があります。よく肉の表面に霜がついた状態になっていることがあると思いますが、それが一回解けて固まった状態のものです。これが冷凍焼けです。

冷凍焼けすると、肉や魚の色も変わってしまい一気に味が落ちて美味しくありません。各メーカーは、霜取り運転が始まる前に冷凍庫内をさらに温度を下げ霜取り運転の影響を受けないようにしたり、霜取りの霜を冷却に利用したり工夫して冷凍やけを防いでいます。

5)自動製氷のポイント

約80分〜120分で1回製氷

基本は塩素が入っている水道水利用ですが、最近はミネラルウォータ使用可能

(ミネラルウォター利用の場合は給水タンク1週間に1回位の手入れが必要)

給水経路、製氷皿の自動掃除機能搭載

浄水フィルターは交換必要です。

メーカーにより交換不要となっていますが、まめに洗った方が良いです。

◎除菌脱臭機能

◉東芝

光触媒脱臭・除菌

◉パナソニック

ナノイーイオンで脱臭、除菌

◉シャープ

プラズマクラスターで脱臭、除菌

◉日立

触媒脱臭・除菌

◉三菱

触媒脱臭・除菌

冷蔵庫の購入にあたりメーカーそれぞれ特徴があり『本当に必要なの?』という機能もありますが省エネ性・収納のしやすさを中心に必要な機能を把握し選んで行きましょう!



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